デジタルカメラ普及以降、「現像」といえばRAW現像を指すような気がしますが、今回はAdobe Lightroom4体験版とSILKYPIX Developer Studio SE(カメラ付属)を見比べてみました。
■カメラ撮って出しJPG
なんら妙味も見るべきところのない写真:いつもこんなどーしようもないものばかり撮っています。
Lightroom4とSILKYPIXと撮って出しJPG(現像パラメータはデフォルト)
床タイル部分等倍(現像後JPG、ACDSee Pro3の画像比較モード使用)
↑左からLR,SP、カメラJPG(スタンダード)
LRと撮って出しJPGはシャープネスが強くSPは少し眠い感じです。
撮って出しのJPGは強くノイズリダクション(NR)をかけてシャープをかけたようなジャリっとした質感に見えます。
Poser背景的に地面、床部分は重要だと思うので、この砂ジャリぽい質感には折角のコンデジよりも大きな撮影素子を使っているのにがっかりするポイントですね。
Lightroom4はシャープが強くかかっている感じでも、ディテールを維持しているようで、「おまえのブレンパワード現像パラメータの扱い方、イエスだね!」と独りごちてしまいます。
SILKYPIXはやや眠いけれど後処理すればどーとでもなりそうです。
Lightroom4のデフォルト値はシャキッとして気持ちがいいです。
Lightroom4はコントラストが低くみえ、ヒストグラムでも情報が多く見ます。(コントラストが低くみえるのは空の周辺で、それ以外の建屋などはSILKYPIXのほうが低コントラストに見えます。そしてSILKYPIXの空の色はどこか記憶色ぽい。JPGの色収差のすくなさは見事なんですが。
RAW+JPG保存で使用し、JPGのフォトスタイルをナチュラル(コントラスト控えめなやわらかな効果 NRマイナス1)にしようとおもいます。